気分転換に、まったくぜんぜん関係ないどうでもいいひまつぶし。

のび太のくせに生意気だ

ジャイアンの名言(?)です。

このようなものすごい発想の日本語はどのように生まれたのでしょうか。

一説には、元々は「のび太のバカ」のような罵倒する言葉を避けるために「のび太のくせに」という表現が考えられ、そこから「のび太のくせに生意気だ」という名言が生まれたということです。

・・・ふむ、もっともらしい。

でも、こんなすごい日本語が偶然に生まれるはずがないと僕には思えます。

ではなにが起源か。

ずばり、日本語の達人、明治の文豪、夏目漱石大先生をおいて他にはないっ!(と勝手に思っている。)

名作「坊っちゃん」の一節に、「野だのくせに生意気だ」というもうこれが正解でしょうというずばりの表現が出てきます。「赤シャツ」にいつもくっついてる「野だ(のだ)」のことを指して、坊っちゃんがいうせりふです。

名作「坊っちゃん」に出てくる登場人物は、気障な教頭の「赤シャツ」、いつも赤シャツにくっついてる「野だ」、豪放な「山嵐」、人のいい「うらなり」、そしてしずかちゃんみたいな「マドンナ」とどれもキャラクターが立っていて、このキャラクターのわかりやすさは、ある意味、まるでドラえもんの世界のようです。(ドラえもんが坊っちゃんの世界というべきか。)もちろん坊っちゃんとのび太は性格まったく違うんだけれども。

「坊っちゃん」は、主人公の坊っちゃんが自分で語っている体裁で書かれているので、声に出して読むと実に日本語のリズムがすばらしい名作です。直接の引用ではないのかもしれないけれど、ジャイアンのせりふを考え付いた人も必ず一度は「坊っちゃん」を読んでいたはずで、それが意識しなくてもふっと出てきてしまったのかもしれないなと、想像しています。

「坊っちゃん」、大人になって読み返してみても、おもしろいですよ。
フットボールとはまったく関係ないけれど。