昨夜から本日未明にかけて、2022年W杯誘致の最終プレゼンが行われた。

夜中までがんばって起きて観た人も多いんじゃないかと思う。

なにしろワールドカップ。

これ以上はないイベントだ。

想っただけで興奮する。

昨夜の最終プレゼンは、まずはオーストラリアから。

アジアはいいぞ、って訴えた後、自分たちの国をとにかくアピール。カンガルーがW杯トロフィーを盗んで勝手にオーストラリアのスタジアムに持って帰っちゃって、とにかくやりたいんだ、と。まあ、やりたいんだろうなあ。

次の韓国は、ちょっとしんみりした感じで始まって、よかった気がした。人工的に分断されてきた国だけど、2022年には一つにまとまってW杯を行いたい、と平和を訴えた。でもちょっと今のタイミングは生々しすぎるし、先が読めな過ぎる(12年もあるけど)ので、どうだろう?気の毒な感じがした。ライバルではあるけれど、まあその通り実現できたらいいね、ってちょっと思った。ブロードバンドは世界一だとかITのインフラがこんなに整ってるぞというお国自慢はどうなんだろうと思ったけど。

それからカタールは、フランス語(さっぱり?)、スペイン語(さっぱり?)、英語などでプレゼンしてて、僕は英語しかわからないので、結局半分以上はわからなかった。FIFA理事の受けはどうだったんだろうか。

で、アメリカ。力入ってたなあ。モーガン・フリーマンが出てきてマンデラさんのことを語った(映画でマンデラさん役もやってたもんね)。映画のシーンを観てるみたいでよかったです。オバマさんもビデオ出演、ビル・クリントンさん(僕は同窓生です(笑))も本人が最後に登場するし。話が長かったけど。大統領が二人も出てきて、国を挙げてのプレゼンは、こりゃあ世界で一番力が入ってるよ。マーケティングの国らしく、アメリカでやったらこんだけ視聴者がいるし、こんだけ入場者があるし、こんなにFIFAに利益があるぞと訴えてた。やっぱ有力候補かな。

どこの国かは知らないけれど、裏工作をさんざんやって買収騒ぎもいくつか明るみに出ているけれど、国や文化、それから経済状況が違うと、ビジネス上の慣習とか慣行とかもけっこう違うし、そういうことに対する意識もまるで違うのかもしれない。低予算で地味にクリーンにやってきた日本のナイーブさが吉と出るか凶と出るのか。(招致委員会の皆様、お疲れ様でした!)

いよいよ今夜です。
みんなでスイスに念を送りましょう。
決まるまではわからない!

がんばれニッポン!