日本で、日本が勝ち取ったワールドカップトロフィーを、見ることができる、そんな日がいつか来るといいなと思っていたけれど、それはずっと遠くの夢のようなものでした。

それが、今日、この目で、この東京で、本物のワールドカップトロフィーを、しっかりと見ることができる。

・・・感涙です。

思えば、たとえば、オリンピック・アテネ大会のアジア予選で、国立で、アジアの強豪、北朝鮮と戦って勝ったあの日。ほんとに誇らしく、試合後に場内を回るなでしこ選手たちに声援を送ったものです。北朝鮮に勝つこと、アジア代表のひとつに選ばれることが、凄い快挙だったあの日。

あれはたった7年前。

なーんて感慨を抱きながら向かった御茶ノ水の駅に降りるなり、もう心ウキウキ、ワクワクが止まりません。
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日本サッカー協会までの道は、サッカー通りと呼ばれていて、歩道のペーブメントはサッカーボール調だし、こんなノボリも掲げられていて、まるで清水の町のようです。

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ドキドキしながら早足で向かっていくと、目の前に日本サッカー協会の建物が見えてきました。渋谷にあったころと比べると、ほんとに立派になったものだなあ。

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協会の入り口には、写真に収め切れなかったけれど、なでしこジャパンやら、選手一人ひとりの大きな写真やら、たくさん掲げられていました。

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中に入ると、この方がお出迎え♪

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昨日は入場に2時間待ちだったと聞いたのですが、今日は夕方、閉めるぎりぎりの時間だったためか、10分も待たずに中に入ることができました。中に入ってからまた長い列もありましたが。入場待ちの間、この澤選手のMVPと得点王のトロフィーを見ることができました。

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地下1階のミュージアム入り口まで行くと、Jクラブの展示があったので、僕たちのところを撮影してみました。展示してあるユニは、なぜかカイオの。宮本にやられた股間は大丈夫か?

入場口の前には、なにやらにこにこした初老のおじさんがいたのですが、よく見ると川淵さん。

せっかくなので、一緒に写真を撮ってもらいました。(写真は割愛。)

「おめでとうございます!」と声をかけたら、「ありがとう!」とにこやかに返事をしてくれました。

でも、そこは、「おめでとう!」と返してほしかった。僕もずっとなでしこを応援しているのだ。

で、入場料を払って、いよいよ中に入るのですが、一般の方は500円。後援会会員は400円の割引価格でした。

中に入ると、サッカーの歴史、ワールドカップの歴史、日本サッカー界の歴史がわかるようなパネルやユニなどの展示物がたくさん。

近年のおなじみの男子代表に関するパネルや写真やなにやらもたくさん展示してありますが、まあ、アジアカップ優勝にワールドカップベスト16ももちろん立派なのだけど、そこは、ワールドカップ優勝の歓喜の前には、やや力不足。本田さんかっけーなんだけどね。なにしろ今日の目当てはなにしろなでしこさんたち。

ともあれ、古くは釜本さんのあれこれ、奥寺会長のあれこれ、ドーハやらトルシエさんのあれやこれややら、2006年は何だったんだろうやら、記憶も新しい南アフリカ大会やらなんやらを見ているうちに、いよいよワールドカップトロフィーとご対面!

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こちらです。僕たちの代表が勝ち取った、本当の本物。

レプリカでもないし、なにかの参考のためにたまたま貸し出されてやってきたものでもない。

こんなものが、本当に、自分たちのものとして、こうして目の前に置かれているなんて!!

嗚呼!!

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ちなみに、こんなパネルの前に展示されていて、その前にはロープが張られてます。この前にやってくるまで40分くらいかかったでしょうか。きっと週末はもっと凄いことになるのだろうなあ。なんだか、1970年の大阪で、月の石を一目見るために長い長い行列にならんだことや、上野でモナリザを見るために長い長い行列に並んだことを思い出しましたが、それ以上の価値が僕にはありました。

このパネルも、中央には若手中心選手たちが明るくトロフィーを囲む形で位置していて、右手のほうには僕たちのヒーロー澤選手が落ち着いた、満足げな表情で映っていて、左手のほうを見ると、今回は控え選手としてみんなを盛り上げたというベテランGK山郷選手が、ちょっと泣いちゃってる感じで、実によい表情で映っていて、それからその下には、あの川澄選手が・・・

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ん、ん、ん???