2011年度Jクラブ経営情報開示
http://www.j-league.or.jp/release/000/00004644.html

ということなのだけど、まだ概要しか見当たらない。なんだかよくわからないけどそのうちちゃんとアップロードされるのだろう。

J1の平均営業収入は29億円ちょい、J2は10億円ちょい。
クラブによってばらつきが大きそうなので、算術平均だけではわかりにくいけど、まあざっくりそういうことであるらしい。

広告料収入は、平均でJ1が13億円ちょい、J2は5億円弱。J1の方がテレビの扱いも大きいし、昇格すると8億円くらい増えそうだということか。

入場料はJ1が6億円で、J2が1億6500万円。J2少ないなあ。J1だと対戦相手からの収入も見込めるので、少しは増収が期待できそう。

配分金がJ1は2億3千万円程度、J2が約1億円なので、ここでも1億円くらいはいただけるのだろうか。

個別の数字を見てからまた続きを。

お金といえば、岐阜さんがJ2に存続できない危機なのだとか。

J2岐阜 1億5000万円不足 経営難で来季参加ピンチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120822-00000066-spnannex-socc

今年度1億5千万円足りず、9月末までにクラブライセンス申請審査に通らないかもしれないとか。現在21位、降格するかもしれない争いを、現在のところ、町田や富山と戦っているわけだけど、せっかく試合に勝って順位をあげたとしても、金銭面で降格に(というか参戦できなく)なるのでは気の毒だ。がんばってほしいです。

一方で、大分はプレーオフに向けて、借金返済のめどがたちそうだとかなんとか。

大分 “J1募金”目標の1億円到達…昇格目指し借金完済へ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/08/17/kiji/K20120817003922170.html

Jリーグから借りた3億円を10月までに返さないといけなくて、1億円は財界、1億円は自治体から出してもらい、1億円は一般からの募金でまかなったのだとか。

1億円といえばたとえば1万人が1万円ずつ。すごいな。

さて。

もし、1億円集めたらプレーオフに参加できる!という状況になったとして、僕たちはそれだけ集めることができるのだろうか。(企業からの支援は別枠ね。)

熱心なファン、サポーターが2千人程度だとして、ひとり5万円ずつ。

プレーオフ出場をかけた大事な一戦が、たとえば大分かどっかであったとして、遠征費がもろもろ5万円だったとしたら、間違いなくそれだけのお金を使って、がんばって遠征しちゃいますよね。

では、募金箱には入れますか?

というと、入れるかもしれないけど、入れる前に少し考えるかもしれない。

なんだか行動経済学のケーススタディみたいだけど、大分の人たちはそれをやったのだ。リーグから借金してるくせにと思ってたけど、そういう考えは改めることにします。

岐阜さんも、なんとか返済、残留の目途がつくといいですね。