アジアで強豪といえばやっぱり日本・韓国・サウジアラビアに、たぶん今回から参加のオーストラリア。日本が優勝するためには、オーストラリア、サウジ、韓国の順に破っていかないといけないのか、こりゃ大変だなとは思ったけれど、それだけに価値のある優勝になるなあなんて思ってました。決勝が日韓戦かと東アジアのライバルとの対戦を楽しみにしていましたが、日韓戦が決勝戦ではなくって3位決定戦になってしまうとはね。

決勝戦はイラク対サウジの西アジア対決。西高東低になってしまったのかアジアのサッカー界。

2000年大会のときは強い日本が優勝して、日本は脱アジアレベル、アジアに敵なし、ともいわれ、僕も素直に感動しました。W杯アジア予選は免除されていたけれど、この日本の強さは本物、W杯もなんとかなりそうだと思いましたよ。

2004年大会のときは、アジア諸国のレベルが高くなっていることを感じながら、危ない崖っぷちから幸運が重なって結果的になんとか勝ち上がって優勝、日本は運が強いなあと思いました。この運で意外にW杯もある程度なんとかなるのかとか思ってましたが、今思えば無茶な甘い考えでした。

今大会で、ますますアジアのレベルが上がったことを実感しないわけにはいきませんね。東アジアのライバルたちとは、もっともっとお互いに切磋琢磨してレベルアップしていかないと。

ところで、準決で韓国に勝って喜んでいたイラクのサッカーファンを狙った自爆テロのニュースが。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070726STXKE000226072007.html

戦時下にある国で、国民的人気スポーツのサッカーの、国を代表するチームが国際大会で決勝進出。これは、自分たちの国はどうなってしまうんだろうという不安な毎日を送るイラクの人々にとって、おそらく世界に対して自分の祖国を誇りに思える大事な瞬間だったはず。同じスポーツの自分のナショナルチームを愛する僕としても、イラクの人たちには誇りに思ってほしい勝利でした。

そういった喜びに沸くサッカーファンたちを狙った自爆テロ。サッカーファンの死者が50名、負傷者130名・・・なんともやりきれない。

イラクには決勝でぜひ立派な戦いをしてほしいです。